今の今までなんとも思っていなかったのに、ある時を境にして、気になって気になって仕方なくなること、皆さんも経験あるんじゃないでしょうか。そう、光村図書の国語教科書っぽく言うと、赤い実はじけた、というやつ、です。

僕もね、まさか、あんなポッと出のアイツのこと、どこの馬の骨ともしれないウィリアムのことが、こんなに気になるなんて、想像すらしなかったのです。

そう、ウィリアム・Lの、ことなんて!

ウィリアム・テル?と思った方。それは、子供の頭の上に置いたリンゴを射抜いた弓の名手でスイスの英雄。違います、ウィリアム・L、です。

ウィリアム・L。
そんなね、カタカナとアルファベット1文字の組み合わせなんてお洒落な名前、そうそうお目にかかれませんよ。

例えばホラ、血のソーセージのマドンナ・B、第3部のスージー・Q、サイレンのネメシス・Q、世界の果てまでのイッテ・Q、くらい。アレ?割とたくさん出てくる。そして、Q率高いな!

でね、そんなウィリアム・L。まあ、見てみてください。

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ね?クオーツショック直前くらいに各社がこぞって世に送り出していた、横二つ目クロノのデザイン。奴は、2016年、コイツを引っ提げて、日本市場に殴り込みをかけてきたのです。黒船なのです。

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もはやビームスは、陥落。

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ナノユニバースもウィリアム・Lの手先として、販促活動に勤しんでいるようです。

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あと残すのはシップスのみ、なのです。たぶん。



そして、僕も、コレは欲しいな、と。アッサリ尻尾を振ってしまったというわけです。正直、もはや買うのは時間の問題。小早川秀秋の、気分。

他のデザイン、縦二つ目クロノグラフはIWCポルトギーゼを意識し過ぎだし、横三つ目は超普通。やっぱり二つ目クロノグラフが抜群にカッコ良い。
問題は、デイト表示が四時位置に斜めにくっ付いていること。これが、せっかくのクラシックさを目減りさせてるように思うのです。

ただ、値段設定も良い感じ。インデックスは植字なのに、3万円を切っている。写真で見る限り、高級感ある。
タイミングも良いね!きっと、ダニエルウェリントンに開発されて、でもそろそろ彼のアッサリ感に物足りなくなってきた若者層を取り込むことでしょう。開発言うな。

そんな今日は、ボームアンドメルシエの、リビエラ。

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