時計に数多の機能はありますが、わたくし、ワールドタイムが、好きなんです。長崎弁で言うところの、あちきはいっち好き!、というやつですな。なお、この長崎弁は漫画で覚えましたので、実在するかどうかは知りません。

39個目 シチズン アテッサ ATD53-3093

image


や、しばらく出張なのでね、毎日同じ時計なんです。だから、この期間は久しぶりに時計のレビューをしちゃおうかな、と、思い立ちました。奮い立ちました。むん。

image


ということで、アテッサのワールドタイム、海外モデルの紹介にお付き合いください。この時計、僕的にはかなり気に入っています。2016年に1.5万円くらいで購入。

ケースは飛行機のエンジンタービンにも使われる夢の金属・チタン製。
3針の、ソーラー電波時計。

特徴はやはりワールドタイム機能。まず、竜頭を一段引く。そして竜頭を回して秒針をベゼルに書いてある都市名に合わせて竜頭を戻すと、針がクルクル回り、その都市の時間になります。
竜頭を二段引けば、サマータイムのON/OFFもできる。賢い!

だいたいワールドタイムなんて機能、使用するのは何ヶ月かに1回だから、複雑だと忘れちゃう。ケース横のボタンを長押しして〜、とか言われても、困るんです。それが、竜頭の操作だけで完了するのは、非常にユーザー本位な設計だと思います。シチズン、やるじゃん!

image


直径は40mm。3針にしてはやや大振りだと思いますが、黒いベゼルが引き締めているのか、僕は気になりませんでした。

それに、書かれた都市名がアクセントになっていて、超カッコ良い。

image


が、何よりカッコ良いのは、バーインデックスだけのシンプルな黒い文字盤に、黒地で世界地図が描かれているところ。
角度によって見え隠れするのです。この、奥ゆかしさ!

image


ある日の僕は、パテックフィリップのようだ、言ってました。なお、僕は、パテックフィリップのワールドタイムの実物を見たことも触ったことありません。

image


サファイアガラスに無反射コーティング。割と容赦なく反射してる気はしますが。

デュラテクトコーティングで傷にも強い。電波が良いところだったら、勝手に受信してくれる。まあ、僕のウチでは一切受信しませんが。

image


普段使いとしてはホント申し分ない。ただ、惜しむらくは、ソーラーなところと、標準が革ベルトなところ。そのため、コレ一本あれば他はいらない!とはね、ならなかったのです。サトシのように、キミに決めた!とはね、ならなかったのです。

革はね、どうしても夏場は着けにくいし、何より何日も同じ時計を着け続ける出張には、あんまり向いていないような。
ラグ幅は20mmだから、ベルト自体の選択肢は多く、今はヒルシュの赤いステッチが入ったものにしています。

image


しかし、洗うより慣れろ、とは。あの日の僕のしたり顔が、目に浮かぶようです。恥ずかしいことです。