別にね、期待していたわけじゃ、なかったんです。そう、誕生日プレゼントなんか。

なんつーか、今さら誕生日プレゼントなんて時代遅れの風習あるよね?絶海の孤島の集落にいまだに残る因習、みたいな。ええ!、皆さん、まだやってたの?

そんな折、ヨメサンが僕に声をかけてきました。転勤の前に家族で温泉に行きましょう宿泊代をわたしが出すのでそれがアナタの誕生日プレゼントということでいいですか、と。で、僕は、わあ〜くれるんだ〜ありがとうございます、っつって。思わず頷きました。

でもね、改めて考えると、なんか腑に落ちない。だって、その温泉の便益者は、家族全員なんです。ヨメサン自身も便益を受けている。

いや、良いんだけどね。1人で温泉に行っておいで、ってチケット渡されるのも微妙だし。なにしろ、家族の笑顔が僕にとっての何よりのプレゼントなわけだし。なんつってね!

まあ、ちょっと思ったわけです。妻の誕生日に新しい炊飯器をプレゼントする夫の精神構造はこんなんなのかあって。クリスマスプレゼントとして妻に新しい掃除機をプレゼントする夫の精神構造はこうなっているのかあって。なんつってね!

今日は、ボームアンドメルシエの、リビエラ。1980年代のダイバーズウォッチ。クオーツ。

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