うーん、酷い目に遭いました。今朝、会社のトイレに閉じ込められまして。

こちとら、日本のTOTOとかINAXとか見た目にも鮮やかに白く清潔でおしゃれな真っ白けのトイレではないのです。
且つ、防犯のためなのか音漏れ防止のためなのかなんなのか知りませんが、こっちのトイレって、日本的にパーテーションのちょっとしっかりした壁みたいなので仕切られていて上下はガラ空き、というスタイルではないのです。隙間なく密閉される。お疑いの方がいらっしゃったら、ひと気が無くなった深夜にでもいずれ写真を撮ってアップロードします。

で、扉の鍵が壊れたのでしょう、僕がヨーシ今日も1日頑張るばいと、ドアノブに手をかけておもむろに回したところ、ガチッと言ってそのまま動かなくなりました。そして更に悪いことに僕は、トイレに携帯を持ち込む派では無かったのでした。

しょうがないので、扉の下の方についているアルミサッシの通気口に顔を向けて。助けて〜!、っつって。なかなか人が来ない。

わたくし、閉所恐怖症のケは無いと思っていました。しかしながら、きっと罰が当たったんだ、このまま俺は誰にも気付かれずに会社のトイレで静かに朽ちていく定めなのだ、と思った途端、息切れ動悸とめどない発汗息苦しさといった諸症状に見舞われたのです。
もはや恥も外聞も無く、扉をドンドン拳で叩きながらしゃがみ込んで通気口に顔を寄せて、誰か〜ポルファボール〜!、っつって、叫んだのでした。

冷静になって考えると、ポルファボールはスペイン語でプリーズの意なので、男性トイレの扉がギシギシ言っててその隙間から、はあはあプリーズプリーズはあはあ、と上擦った声が漏れ聞こえてくるというのは、相当なる異常事態もしくは異常な痴態が繰り広げられている可能性を示唆しますな!これが最近やたらめったらに警戒心が高い日本だったら、誰も足を止めてくれなかったことでしょう。

幸運なことに、ガブリエルという名前の同僚に僕の声が届き、彼が用務員を呼んできてくれました。ガブリエル、その名に違わぬ大天使っぷりに、危うく宗旨替えしちゃうところでした。

けどまあ、そっからが長くて。用務員が全くの役立たずで、いくらガチャガチャやっても開けられない。最終的には、アルミサッシの通気口の隙間をぐいっと広げてドライバーやらペンチ的な工具類をコソコソ少しずつ受け取り、僕が内側から扉の蝶番を1個ずつ外していったところを、向こうからドーンと蹴破ってもらう、という、引田天功もかくやの大脱出大活劇を繰り広げたのでした。トイレの扉をパタンと閉めて、イリュージョン!とばかりに飛び出すまで、およそ45分。

そしてデスクに戻ってみれば、誰も僕の不在に気が付いていなくて。僕の存在がもはやイリュージョンなんじゃないかと不安になったのでした。

しかし、今日が月曜日だからほんと良かった。時々休日出勤しないといけない時があり、当然のことながらこっちの国の人たちが休日に会社来るはずもない。すると、月曜日まで発見が遅れるケースも起こり得たわけで。ゾッとします。必ず携帯を持ち歩くようにしよう。

今日は、セイコーのSUSクロノグラフ。

IMG_5724


だいぶガチャガチャやりましたので、その時に風防の左下部分が欠けたっぽい。もともと右上が欠けてたから構いやしませんが、他の時計じゃなくて良かった。