名門・ジャガールクルトのレベルソ。その歴史。くるくるくるりんと裏返るギミック。手が届きそうで届かない価格帯。その全てが、僕らの憧れを煽り立ててくれるのです。

んで、そのレベルソ、よく似た奴があるんですよ。ご存知でしょうか、ROTARY。

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1895年、ROTARYはスイスの時計の聖地ことラ・ショー・ド・フォンで創業しました。1905年にはイギリスに進出、今では伝統的な英国ウォッチメーカーを標榜しておられます。

ここの会社に、revelationというリバーシブルを売りにしたシリーズがあります。更にそのシリーズには、角型ケースのバリエーションがあったんです。

しばらく前まで、丸の内のアルキメデススパイラルのショーケースの中にドーンと鎮座していた記憶があります。が、最近とんと見かけなくなりました。amazonでも売っていない。ヤフオクでの出品も少ない。海外のサイトを見ると、discontinuedとの記載。そうなると、途端に欲しくてたまらなくなっちゃって。居ても立っても居られない。

ということで、このソワソワした気持ちをみなさんにもお裾分けしたくて筆を取ったというわけです。

最近気になる時計、ROTARYのrevelation(レベレーション)の、角型。

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コレです。amazonの商品画面のコピーで恐縮ですが、まるで、revelation角型なんてものは初めから存在しなかったかのように、ROTARY社のホームページにも代理店のホームページにも載っていないんです。

僕は素直なもんで、ROTARYさん、どこかで見たことあるデザイン多かったのでね、方向性を変えてオリジナリティ路線で行くことにしたのかな〜、と思ったんです。

が、現行品のラインナップを見たところ、何かの面影を感じるデザインがちょくちょくありまして。

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イギリスブランドだからかな?親戚、というか同郷だから顔とか雰囲気が似ちゃうっていうね。

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この辺。なんかに似てない?端々に見え隠れする、あの子の面影。

これらとはまたタイプは違いますが、僕も一本持っています。ブライトリングのナビタイマーにくりそつの、ROTARYアクアタイマー。


こーゆーのが良くて、revelation角型が駄目な理由が無い。そんな筈ない!

そこで、僕はピンときたわけです。ああ、これは何かあるなと。僕の中の、青臭くて社会派な部分が、どこかに渦巻くそこはかとない陰謀の臭いを感じ取ってしまった。

繰り返しますが、ROTARYの創業は1895年。スイスはラ・ショー・ド・フォンでの出来事でした。1905年にはイギリスに進出。歴史ある名門企業なんです。

で、その名門ROTARYのフラッグシップがrevelationシリーズ、なんです。特徴は、フェイスが回転すること。オリジナリティ溢れる円型に加え、レベルソを彷彿とさせる角型ケース、クオーツでも機械式でも、フェイスのバリエーションも豊富に展開していました。
ただ、今も売っているのはラウンドケースのものだけ。

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アルキメデススパイラルさんが日本の代理店なのかな。結構バリエーションもあります。が、全部ラウンドケース。そうじゃないんだよ!



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同社ホームページによると、revelationが登場したのは2006年。国際特許も取得済み。

ただし、角型の存在はどこにも見当たりません。無かったことにされている。僕の勘が告げています。これは陰謀に違いない、と。ただ、僕にはどうすることもできないのです。そう、組織ってやつは、オレ1人が頑張ったってどうにもならないことがあるんだよ。池井戸潤か。

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その角型。回転方法がユニークなんです。こうガバッと12時位置から持ち上げ、ケースと繋がっている6時位置を支点にくるりんと回転する。レベルソは横方向だから、全然違う。もうコンセプトからして別物でしょう。

なお、現行品のラウンドケースは回転方法が違うみたい。こう。

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ガラス製の裏蓋を開けて、くるんと縦に回転。なんだか味気ないのね。。

やっぱり僕としては、不規則な立体的な駆動を示す角型ケースを推したい。そんな素敵なrevelationの角型。なんで製造中止なのかしら。なんで情報が無いのかしら。フランク三浦のように似ていることを責められたというニュースは見た記憶がない。とすると、経営上の問題なのか。きっと、そう、道義的には正しいことと、経営的に正しいことは時として一致しませんから。池井戸潤か。

ちなみに、ROTARY現行品で、一番グッと来たのはこちら。

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このビッグデイト。そこはかとなく漂うランゲ感。忘れようにも忘れられないランゲ1の面影。どこのクオーツムーブメントを使っているのか分かりませんが、たぶんムーブメントの制約でランゲ1は真似しきれない。そのジレンマをうまいこと昇華しているように見えます。


ところで、今凄いことに気がついてしまいましたので、追記します。ロータリー、順番を入れ替えると、ロリータ、になるのです。なんと!正確にはロリーター、ですが。伝統と背徳、両方を兼ね備えたロリータ、じゃなかったロータリー、どうでしょうか。