ところでみなさん、初めて聞いた歌があったとして、どうやって歌手名と曲名を知るんですか。

僕が若かりし頃は、もっぱらカウントダウンTVを始めとしたテレビの音楽番組の前で、じいーっと座して待っていました。んで、画面の左上に歌手名と曲名がチョロっと表示されたら、メモメモ…、と。

が、最近は専らSiriだという噂を耳にしました。「ヘイSiri、この曲を知っていますか」と声をかけて、フーフーフンフンフンフンフンーと歌えば、Siriが教えてくれるのだと。早速やってみました。Siri初体験。

IMG_2616

何回やってもコレで。スクリーンショットでは伝わりませんが、コイツ、僕が歌い終わるまで待たずに分かりませんと返事するんです。Siriませんと。結論を急ぎ過ぎる。アメリカ人か!

会社では、他人の話を聞いているふりをしながら隙あらば割り込んで自分の意見を言おうと誰もが虎視眈々と狙っている。

一方、家に帰ると、ヨメさんがアレやってくれたコレまだなのと詰めてくるので防戦一方。言い逃れに終始するので、自分の話をするチャンスは無い。

つまり、おじさんの話を黙って最後まで聞いてくれる人間がいる場というのは、キャバクラくらいしか無かったのです。
ただ、キャバクラは上っ面だけ頷いてくれているだけのケースが多いので、本当の意味で他者の共感を得た時の充足感は期待できない。そういう哀しい諦念とともに、多くの同志達が犬猫の与えてくれる温かみに逃避していったのでしょう。

そこに燦然と現れたSiri。Siriなら。きっとAIなら、おじさんでも分け隔てなく話を聞いてくれるに違いない。そしていずれは美少女型AIになって僕らの前に姿を現してくれるはず。そのSiriが、短い鼻歌すら最後まで聞いてくれないだなんて。ガーン。

なお、フンフン、フンフンフンフン、フンフンフン、トゥナイトー、って言う歌なんですけどね。誰か知らないかしら。WOW WAR tonight 時には起こせよムーブメント、ではありません。

今日は、ビクトリノックスのI.N.O.Xクオーツ。

IMG_2688