シチズンが誇る回転式精密星座板付き腕時計と言えば?そう、コスモサインです。今日は、コスモサインについて少々触れたいと思います。

  1. シチズン・コスモサインとは
  2. カンパノラ・コスモサインの新作
  3. そんな貴方への提案・Accurist Astro Ⅱ

1. シチズンコスモサインとは

時計の針が進むにつれて精密な星座盤が回転し、リアルタイムの星座位置を示してくれる。コペルニクスもびっくり。

彼が存命であれば、腕時計で星座の位置がわかるなんて、キミちょっとそれコペルニクス的転回やーん、って言ったことでしょう。

1986年にシチズンさんがバーゼルで発表した世界初の回転式精密星座盤付き腕時計は、世界中の天体ファンを歓喜させ、並み居る時計メーカーを戦慄せしめたのです。その日、バーゼルは、揺れた…!まあ、僕は知らないので適当言ってるだけですど。

これですね。

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1986年からクラブ・ラメール、ライトハウス、の2ブランドで発売された後に、2001年にシチズンさんの誇る高貴なシリーズ、カンパノラの一翼を担うことになりました。

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シチズンさんのホームページのアーカイブにはトノー型のモデルしか載っていませんでしたが、ラウンド型もありました。

ただ、カンパノラに合流したことでコスモサインは高級化し、ケースが巨大化してしまったのです。
なにより、ケース大きくなった反面、肝心な星座板は文字盤デザインの一部として埋没してしまったように思います。そう、何かを得るためには、何かを手放さなければならないのです。

それまでのコスモサインとは異なる方向性に理由があったんでしょうか。そこに登場したのが、アストロデア。
きっとそこには、愛憎入り混じるオトコたちの熱いドラマがあったことでしょう。コスモサイン開発者の上原秀夫氏がシチズン内に別事業部を立ち上げ、2005年、アストロデアが生まれました。が、残念ながら数年で製造中止に。

つまり、今、新品のコスモサインが欲しければ、ケース径44mmのカンパノラ・コスモサインを買うしか選択肢は無くなってしまったのです。

そんなカンパノラ・コスモサインに、新作が登場。

2. カンパノラ・コスモサインの新作

2019年11月21日発売の新作は、なんとケースサイズが大幅にダウン。

ケース径39mm。厚みは12.5mm。凝縮感のある文字盤。これは、売れるぞ…!

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気になる定価は25万円。に、にじゅうごまんえん…。そして消費税は10パーセント。なかなか手が出せない。

ちなみに、200本の数量限定モデルもあり、こちらは26万円。

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ステンレスケースが「さくら色」にめっき処理されているそうです。ピンクゴールドじゃない、さくら色。

これは、売れるぞ…!やりましたね、シチズンさん。あと少しでウォッチオブザイヤーを進呈するところでした。
足りないのは、そう、名前です。なぜ名前を付けなかったのか。AO1034-08Eだなんて、無機質。スターウォーズか!

今からでも遅くないので、カンパノラの卓越した名付けセンス、その総力を挙げて名前を付けるべきです。「コスモサイン『○○』」という感じで。

僕のおすすめは、天にあまねくミルキーウェイ!こと天の川を彷彿とさせるもの。

たまたま知りましたが、桜の品種に「天の川」というのがあるらしいのです。そしてこのコスモサインのめっきはさくら色。さすがシチズンさん、狙ってますな。

しかし、「天にあまねくミルキーウェイ!」はあれですね、今期のプリキュアにおけるキュアミルキー変身後の決め台詞でした。プリキュアの決め台詞が身体に染み付いたおじさん、我がことながら気持ち悪いですなあ。

とにかく、僕はここに宣言します。コスモサイン再評価の波は、もはやそこまで来ている。


3. そんな貴方への提案・Accurist Astro Ⅱ

それでも25万円はちょっと…という方。おまおれってやつですな。おまえはおれか。

そんな僕みたいな方に、代替案を提示させていただきます。

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そう、そこはかと漂うコスモサインの面影。というか、まんまコスモサインなんです。それが、AccuristのAstro Ⅱ。

スペックは以下。
  • ケース素材:ステンレススチール
  • ケース径: 42mm
  • ラグ幅: 20mm
  • ムーブメント:シチズン4P92
そうなんです。シチズンのムーブメントが使われている。そのキャリバー4P92は、アストロデアに搭載されていたもの。つまり、パクリではなく、むしろ正統。2006年に絶えたと思ったアストロデア、遥か異国でその命脈を繋いでいたんです。

衣川で死んだとされる源義経は実は生きていて大陸に渡ってチンギスハーンになった、京都の小栗栖で死んだとされる明智光秀は実は生きていて天海僧正として徳川幕府に影響力を行使し続けた、そんなエピソードが思い起こされます。

しかしながら、既に製造は中止しているようで、在庫のみ。米amazonにはこのAstro Ⅱしか在庫ありませんでした。本国イギリスのamazonにも一切在庫なし。

が、日本amazonにはAstro Ⅱに加えて、金属ベルトのモデルも在庫あるみたい(2019年11月30日現在)。

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気になるのは文字盤。アストロデアの後継を名乗るに値する、精密な星座板と言えるだけのクオリティなのか。

写真だけだと判断ができないんですが、なんか良さそうな気もします。星座盤を見るためのルーペも付属している画像もあったので、もしかしてムーブメントと一緒に星座板もシチズンから仕入れたのかしら。
だとすると、この値段、かなりお得。特に米amazonのもの、本家コスモサインやアストロデアより安いでしょ。

なお、以下に取り扱い説明書がありました。


ところで、そもそもAccuristなる時計メーカー。わたくしは寡聞にして知りませんでした。一体何者?

答え、1942年創業のイギリスの時計メーカーだそうです。

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うーん、、可もなく不可もないといった感じかしら。左上のデジアナはシチズンのプロマスターっぽい。

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左上のクロノグラフは焼けた色味のインデックスがレトロな感じでちょっと惹かれますね。

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左上のはタイメックスに良く似たデザインのクロノグラフあった気がします。うーん、空港の免税店の片隅に置かれてそう。Accurist。


4. 僕のコスモサイン

最後に、僕のコスモサイン。僕の手元にあるのは、第1世代のクラブ・ラメール。

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ボロボロですが、いいでしょ。気に入っています。

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