昨日に引き続いて、不景気な話題で恐縮です。
「黒字リストラ」とセットで良く見かける単語に、「学び直し」というのがあります。

外国では社会人になっても大学院や専門学校に行ったりして継続的に自分の価値を高めていくものなのだ、だから日本のサラリーマン達も年功序列と終身雇用にあぐらをかいていないで勉強しなさい、という話ですかね。

マズい!僕もやんなきゃ!、とね、なんだか危機感を煽られてkindle unlimitedで読んだ本が、2冊。

結論から言うと、どちらも期待した内容とは違いましたが、とりあえず最後まで読みました。

1. 高木聡一郎著「学び直しの方法論 社会人から大学院に進学するには」(インプレスR&D)

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内容は、大学院に入った後の勉強時間の確保のコツ。スキマ時間の活用とか。著者のダンドリ術とか。たぶん、このタイトルを見て本を開いた人は、そういうの知りたいんじゃないと思うんですよね。

この本、発行が2016年だから、最近の風潮に便乗したわけじゃないんでしょうが、絶対タイトルで得してますね。

ちょろっと調べてみたところ、我々が支払ったkindle unlimitedの定額利用料は一旦amazonにプールされて、ダウンロードされて読まれたページ数に応じて著者なのか出版社に配賦されるそうです。

我々kindle unlimited契約者たちは、立ち読み感覚でとりあえずダウンロードしてみて、内容が期待と違っていたら放り投げます。
でも、例え中身がスカスカな本だったとしても、目次だけであってもページがめくられれば著者には収入が発生するわけです。いわば、立ち読みでお金が貰えるのがkindle unlimited。

つまり、タイトルの付け方、kindleで検索した時に検索結果の上の方に表示されてとにかく一旦ダウンロードしてもらうことが、これからの電子書籍界において、なによりも重要になってくると思います。

この本、きっと最近になって、ぐいぐいダウンロード数が伸びていることでしょう。そしてチャリンチャリンと。なんて羨ましい。


2. 森井ユカ著「突撃!オトナの大学院」
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こっちの方は受験の手順が書いてあるので、具体的にイメージがしやすくて参考になるかもしれません。

問題は、これ著者の方が美大の大学院に進学した話であること。一般的なサラリーマンが期待するのはきっと経営学をはじめとした実学だから、これもちょっと違う。


3. kindle unlimitedの利益配賦システム

話は変わりますが、前述したkindle unlimitedの利益配分の仕組みによると、買った本のタイトルのみならず読んだページ数までamazonが把握しているってことです。考えてみたら非常にオソロシイ。

よく、本棚を見るとその人の人間性が透けて見える、と言われます。

つまり、amazonは僕らの人となりをいつでも把握できちゃう。僕らは、amazonの前では最後の審判で神の前に立たされた罪人のように丸裸も同然なのです。

そう、仮にキリスト教でいうところの最後の審判がもしもあるとしたら。判決の場で震える僕らに向かって、amazonの購入履歴が読み上げられるのでしょう。そして、キミはこういう本を好んで読んでいたのだから統計的にはこういう人間性の持ち主つまりキミの行動は、、、と決め付けられてしまうのでしょう。やーめーてー。

で、僕にはわかってしまいました。たぶん、個人のamazonやGoogleの履歴は、既に取り引きされていますね。間違いない。興信所の身元調査や犯罪捜査にはもちろん、マーケティングなんかにも。そして、就職試験なんかでは、SPIだか適正診断だかの代わりにきっとamazonとGoogle検索履歴を提出させられて、人格診断が下されるようになります。こわあ。

んで、それに呼応するように、世の中には、「amazonの購入履歴を白紙にするビジネス」「Googleの検索履歴を白紙にするビジネス」が生まれます。あるいは「理想の購入履歴に改竄します」的な怪しいインターネットベンチャーが台頭してくる。イタチごっこ。いずれはamazonとGoogleに直接お金を積まない限り、履歴は消すことができなくなる。そう、amazonとGoogleだけが現代の免罪符を販売する権利を持つのである!

あれれ、学び直しの話題のつもりが、おかしな方向に進んでしまいました。

いやー、図らずもインターネットの闇に、世界の真実にスルドく切り込んでしまったかもしれない。わたくし抹殺されちゃうのかしら。
ということで、全ては僕の妄想であることを申し添えます。

今日は、ブライトリングのコルト。クオーツ。

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