「黒字リストラ」。この単語、毎日ニュースを賑わわせてますね。
なぜ今さらこんな話をするかと言うと、数日前の日経に、以下の記事あったため。

「黒字リストラ」拡大 昨年9100人、デジタル化に先手 

この記事内にカシオ計算機の名前が挙げられていて、注意を引いたんです。カシオ約160人の早期退職実施と。すわ、またカシオがやりおった!、と思いましたが、去年の初めに実施したリストラのことですね。紛らわしい。

リストラ、不謹慎ながら、どこか遠い世界の出来事な気がしていたんです。彼方のリストラ、って、やつですな。不謹慎でした。

そうは言っても、やっぱりリーマンショックであるとか大赤字にならない限りは縁遠い印象が抜けきらないのが正直なところ。
しかしながら、今では、組織の機構改革、新陳代謝、同一労働同一賃金、物言う株主、再雇用が70歳まで延長、などなど、理由はよりどりみどり。経営陣からしたら、ワシら好きなときにリストラやっちゃうんだもんね、みたいなのが一般化していくんでしょうか。それでも外国企業のように朝呼び出されて昨日解雇がないだけマシと思わないといけないのかしら。

いくつか記憶に残っていた記事をピックアップしてみました。

1. 2019年12月29日 日経

「割を食うのは30~40代 岐路に立つ正社員制度

浜銀総研・遠藤裕基氏に聞く」

年功賃金は「後払い型」といわれる。20〜30代に貢献度より低い賃金で働き、40〜50代に貢献度より高い賃金を受け取る。(後略)

今後、同一労働同一賃金が一般化することになり、年功賃金は無くなる。つまり今の30〜40代は、貢献度の低い賃金で働いた期間分取りっぱぐれちゃうのだそうです。ガーン。上の世代も下の世代もズルいよ!まあ、僕が若い頃に給料以上に貢献していたのかは良く分かりませんけども。


2.2019年11月11日 ビジネスインサイダー

「リストラ数は6年ぶりに1万人超え。業績好調でも早期退職者を募集する理由」


希望者全員の65歳までの継続雇用制度の導入を企業に義務付けている高齢法では、現役世代以上に解雇することが難しい。例えば60歳以上に限定した「早期退職募集」は困難とされている。そうであるなら40〜50歳代にリストラに踏み切る方が得策と考えて不思議ではない。(後略)
そろそろ定年を迎える方の場合は、給料が半額になるとしても65歳あるいは今後は70歳までは雇用されるが、居座られないように今後は定年の前までにドンドン首を切っていくのだと。ウーン、合理的ですな。

ところでわたくし、再雇用された嘱託の方を見かけるたびに、定年前とおんなじ仕事してるのに給料半分なんてカアイソウ、優しくしてあげなきゃ、、とか思ってたんですが、これを知って完全に見る目が変わりました。あいつら!


3. 2020年1月15日 東洋経済オンライン

「味の素「希望早期退職者募集」で考える会社員の行方」


ちょうど今日の記事。ホラこうやって、リストラはされるほうにとっても良いことなのよ〜的なことを言い出す有識者なる方々が現れて徐々に世論を誘導するのでしょう。

まあ、つまり、自分の身は自分で守れということなんでしょうか。年が明けてからというもの、僕の携帯の検索履歴は「学び直し」で埋め尽くされているのです。

今日は、ミドーのワールドタイマー。

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