みなさんのお手元にも、そろそろ届いてるんでしょうか?10万円。

ところで、家族ひとりひとりに10万円が届くのだ、という風の噂を耳にしました。それが乳幼児であっても、10万円。仮に、4人家族なら、40万円。よ、よんじゅうまん……!40万円あれば、夢が広がりますな!準雲上クラスだったら、中古なら手が届いちゃいますもんね。

10万円。わたくしも、貰ったつもりで考えてみました。貰えないんだけどね!海外居住のため日本に住民票が無いから。

んで、仮に貰ったとしたら、どうしましょう。僕としては、2本、いや3本は既に頭にあります。なんならちょっと足が出てもいいってことで、4本いっちゃう?ウチの子はまだ未就学児。多少使い込んでも子供にこの10万円を渡す頃までには、ナイスな運用によって埋め合わせできちゃうはずだもんね!

ただまあ、さすがに家族分に手を付けちゃうような罰当たりは、本ブログを読んでる方の中にはいらっしゃらないですもんね。

つまり、みなさんに紹介するとしたら、価格帯は1本あたり1万円〜5万円に設定せざるを得ない。そして、この外出自粛の時間を潰せる、見て楽しいイジって楽しい機械式が良いでしょう。

また、先見の明があるで評判のわたくしとしては、自粛期間終了後を見据えている。このまま自宅待機が続くと、いざ自粛期間が終わったとしても外に行くのが億劫になっちゃうのでは?
でも、他人にイバりたくなるエピソードを語りたくなる、そんな腕時計が、みなさんが外に飛び出すきっかけになってくれるはず。

ということで今日は、新品で1本あたり1〜5万円の機械式時計且つ外に出て誰かに見せたくなる時計、この基準でおすすめを提案させていただきます。

加えて、できるだけ同じメーカーでも選択肢が多い方が良い。どれにしようかしらコレにしようかしらと選び悩む時間は珠玉ですからね。

そんなんセイコー5かセイコー5しかないやん!、と思われた方。その硬直化した思考。その決めつけ。おそロシア!

ということで、上に挙げた条件を全て満たすのがこちら、ボストーーク。アメトーーク!、みたいに言うな。

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そもそもボストークとは。以下ウィキペディアの抜粋です。
1930年ソビエト連邦の国営工場として設立された「モスクワ第2時計工場」をその祖とし、ソビエト時代は軍公式腕時計の生産の大半を担っていた。
(中略)
1991年のソビエト連邦崩壊により1992年には民間企業として再設立され、2004年にはリトアニアのコリツ(Koliz)社によって、ボストーク・ヨーロッパブランドが立ち上げられ時計の組み立てが行われている。
(中略)
2010年に同社破産のため工場は整理となり、所有権は40程の債権者に移った。しかし、2012年現在でも時計及びムーブメントの生産は行なわれている。

出典: https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ボストーク_(時計メーカー)

つまり、倒産してるんだけど会社は解散せず、債権者の管理下で製造を続けているっぽいです。現在進行形でゾンビになりかかっている会社とでもいうのか。

で、以下がオフィシャル・ディーラーの販売ページ。ここから通販できるみたいです。

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出典: https://www.vostok-watches24.com/



オフィシャル・ディーラーはモスクワ所在ですが、日本にも発送してくれるみたい。
コロナウイルスの影響で発送に遅延が発生している、との同社リリースはありましたが、発送停止先には日本は挙がっていないから、大丈夫なんだと想像します。

値段はユーロ建みたいなのであんまりピンときませんが、送料抜きで5000円から20000円てとこでしょうか。特筆すべきはバリエーションの豊富さ。以下にはトップページしかスクリーンショット貼り付けていませんが、すんごいたくさんあります。目移りしちゃう。

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まずは、200m防水のアンフィビア。

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ボストークと言ったらコレ、有名なコマンダスキー。


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アンフィビアの高級ライン。

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コマンダスキー・レトロ。

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コマンダスキー自動巻。

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フランクミュラーではありません。ロシアントノーウォッチ。

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点字の文字盤になっていて指で触れるものも。シンプルでカッコ良い。お値段は59ユーロ。

ただ、ロシアからの発送、ちょっと馴染みがないですよね。少なくとも、僕は経験ありません。不安。

そして、もうちょっと安く買えないの?、というデマンディングなみなさんから心の声が僕には聞こえます。そんな方には、こちら。ドーン。米国アマゾン。



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深海を思わせる青緑の文字盤にダイバー。ボストークのロゴの位置もおしゃれ。これはオンリーワン。インデックスもクリーム色で雰囲気あって良いです。


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潜水艦ドーン。空にはカモメ、海には波。潜水艦の煙突に付いている赤い星がおしゃれ。なお、この赤い五芒星、ロシア語では「クラースヤ・ズヴェズダー」と言い、レーニン主義に基づく共産主義のシンボルなんだそうです。

しかし、文字盤に潜水艦、戦車、飛行機、軍艦、人、その他色々書いちゃうのがボストーク流ですよね。なかなか興味深いセンス。



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文字盤中央にダイバーが潜っているバージョンも。向きは逆。個人的にはアシンメトリーな2時位置ダイバーの方が好みです。

しかし、メタルブレスとペラペラのNATOストラップぽいモデルがおんなじ値段ってのは不思議。メタルブレス選ばない人いるのん?
まあ、モノによってはブレスとケースの隙間が明らかにスカスカ開いているんですけど。

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青い文字盤の12時位置には舵輪、そして6時位置には錨。海感を全面に押し出してきている。こんなに海感を出しているのに、信じられるかい、ロシアの港のうちほとんどが不凍港なんだぜ(訂正:逆でした。なんと呼ぶのか分かりませんが、ほとんどの港が冬場は凍りつくのでした)。

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ウイングマーク。空軍ではありません。ロシアン・スペース・フォースと書いてあるので、ロシア宇宙軍。文字盤がグラデーションになっているのは、大気圏を抜けて宇宙空間に上がっていくにつれて空の色が変わってくる様を表しているに違いない。かあっこいい。

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コマンダスキー・レトロ。これは素直にカッコ良い。スモールセコンドの位置がユニーク。ただ、これだったらボストークじゃなくてもいいかも。ちょい高いし。

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これはなかなか。ガンダムっぽいベゼル形状。ケースも特殊。星っぽいというかヒトデっぽい。くすんだ金色のボディ。由緒ある紋章っぽい文字盤。皇帝かな?ハプスブルク家かな?


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アメリカさんとロシアさんはまだ仲悪いんだとばかり思っていました。が、アマゾンにはそんなん関係ないのですな。

文字盤にドーンとKGBと書いてある。いいの?この時計着けてアメリカ入国審査を突破できるの?

ところで、KGBの暗殺方法の一つとしてチューインガムが使われる、という話を読んだことがあります。チューインガムに放射性物質を練りこんであって、それをターゲットに食べさせて体の内側から被曝させるのだと。放射能はチューインガムの包み紙で遮断できるから持ち運べると。なので、この腕時計を付けた人から貰ったチューインガムは食べない方が良いと思います。


ということで、結局米国アマゾン推しになってしまいました。米国amazonスキーですみません。そして、2020年4月29日現在、米国から日本向けに発送しているのかどうかは不明です。止まってそうな気がします。

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