最近kindle unlimitedで読んだ本。

椎名誠「くねくね文字の行方」(角川文庫)

IMG_0989 

椎名誠「時にはうどんのように」(椎名誠旅する文学館)

IMG_1276


「時にはうどんのように」の方は再読。椎名誠氏が使っている腕時計について言及されていた文章をどこかのエッセイで読んだのを思い出して、探して読み返していました。

で、同書に収録されていたのを発見。満足しました。2冊目に開いた本で見つけて、おれの記憶力も捨てたもんじゃないわい、と密かに威張ってしまった。

その内容ですが、椎名誠氏は旅行に行くときにはスイス製のクリケットという名前の手巻きアラームウォッチを持ち歩いていて、通販で16万円くらいで購入したが良く遅れる、というもの。

しかしながら、クリケットと言っても、レビュートーメンなのかヴァルカンなのかは明言されていない。どっちのクリケットなのか、几帳面なみなさんは気になって仕方がないことでしょう。ということで、推測してみました。

同書は「週刊文春」に連載されていた「新宿赤マント」の1994年9月〜1995年7月分をまとめたもの。
対して、レビュートーメンのクリケットが販売されていたのはウィキペディアによると1986〜2000年らしい。その後はヴァルカンにクリケットを返したはず。

つまり、本文章が書かれた頃にクリケットを売っていたのは、レビュートーメン。昔むかしのヴァルカン時代のものという可能性もありますが、同書の中に通販で探して買った、という記述があったことから、1994年ごろに新品で売っていたのであれば、レビュートーメンの方だと思われます。
したがって、椎名誠氏の腕時計は、レビュートーメンのクリケットと言えるでしょう。

以上、みんなの憧れ・椎名誠氏の腕時計について考えてみた、という話でした。