Googleの検索バーに、「腕時計」「両腕」と入れます。

すると、予測検索ワード(と言うのか知りませんが)として、まっさきに「腕時計 両腕 ダサい」と表示されます。みなさん、ひどいよ!

まあ、かくいうわたくしも、両腕に腕時計着けるイコール、ガガミラノ本田氏のイメージしか持ってなかったクチであります。

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最近はウブロ様なんですね。

正直、こんなん本田氏だから許されるのであって、両腕に腕時計を着用する一般の方はどうかしてる、的な偏見を持っていました。

両腕スタイルの人が周りにいたら、「お、本田〜?」とか、「おやおや〜ファッショニスタだったのかい〜?」とか、揶揄っちゃいそうだもんね。自らの不明と狭量を恥じるばかりです。


前置きが長くなりました。

こんな話を持ち出したのはね、わたくしが先日スマートバンドを注文したから。今後、両腕スタイルの仲間入りする可能性があるからです。

いや、両腕スタイルだなんて垢抜けない呼び名は、もうやめましょう。

どうやら両腕スタイル、一部の機を見るに敏な方々の間では、「Double Wristing (ダブル・リスティング)」と呼ばれているみたい。んー、ダブル・リスティングとな。カッコ良いじゃないですかあ。僕もそう呼ぼう。

ということで、今日はダブル・リスティングとは何か、そして世界に普及しているのか、をお伝えしたいと思います。


1. ダブル・リスティングとは?

両腕に一本ずつ、乃至片腕に二本以上の腕時計を着用すること。

呼び方自体は昔からあったようですが、最近では以下記事のように、Apple Watchと伝統的なアナログ腕時計を左右の腕に着用することを指しているみたい。

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出典:https://www.watchgecko.com/the-joys-of-double-wristing/

そして、ダブル・リスティングは、時計とチーズの本場・スイスにおいても市民権を得てきているのだそう。


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ダブル・リスティング・イン・トレンディーバー・イン・スイッツランド

スイスのトレンディなバーでの一枚。ひょえ〜トレンディなバーでもダブル・リスティングが流行っているだなんて〜。

2. ダブル・リスティングなんてもの、ホントに普及しているのか?

そうは言うけど、本田氏とじゅんいちダビッドソン氏以外に、ダブル・リスティングしてる著名人はいるのか?とお疑いのみなさん。

続いては、世界の流行をリードする著名人の方々の中でのダブル・リスティング普及度合いを見ていきます。

Googleで検索したところ、結構いらっしゃるみたいですよ。

(1) 錦織圭氏

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え、2本も贈呈されたのでしょうか。羨ましい。

(2)マラドーナ氏。有名ですな。


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剽軽なポージングもダブル・リスティングで格上げ。

(3)ビリー・アイリッシュ氏。
同じ記事の中には、ジャスティン・ビーバーもダブル・リスティングしてるとの記述もありました。

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(4) クリス・プラット氏。この方、僕は不勉強で知らないのですが、ニューヨークタイムスの記事になるくらいだから、きっと有名な方なんですよね。


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(5)広田氏

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Apple Watchとのダブル・リスティングなさっている。広田氏の信頼感と言ったらもう。広田氏がやってるんなら間違いないっしょ。


(6)雑誌ENGINEの鈴木編集長


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見るからにおしゃれな方。滲み出る大御所感。時計へのこだわりでも知られるそうだから、なおさら間違いない。

(7)元三井物産の方

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マレーシアだとか色んなところに駐在していた商社マンの方だそう。両腕、且つ片方には腕時計のヘッドを二個組み合わせている。やりおる。

(8)ナダル氏


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前述した錦織氏も然り、テニス業界でもダブル・リスティング流行ってるのかしらん。

(9)ニック・ハイエック氏


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(10)故ニコラス・ハイエック氏

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ハイエック親子は今更ですが、僕がチョロチョロっと検索しただけで、こんな感じで出てくる出てくる。

ね?どうです、ダブル・リスティング。完全に世界を席巻している。

3. Instagramにおけるダブル・リスティング事例

もうひとつ、おしゃれの最先端・インスタグラム界隈を見てみましょう。

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こちらも出てくる出てくる。

僕はインスタグラムやってないので検索のやり方も良く分かっていない。が、ハッシュタグ・ダブル・リスティングで出てきた写真に目を奪われました。しかし、1番左上の写真、どうなってるのかしらん。あの白い布はズボンのどこ部分なのか。

4. ダブル・リスティング反対派の声


もちろん、ダブル・リスティングは賛否両論。

反対派の意見を載せないのは不公平でしょう。以下の記事に、おそらくその筋における権威と思われる方の意見が載っています。

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出典:https://timeandtidewatches.com/double-wristing/


誌面ディベートらしいので話半分に読んだらいいんでしょうけど、反対派の方、「あなたは機械式時計業界をまた危機に陥れる気なのか?」と、なんだそりゃ的な論を展開しておられる。

ただ、かのGQ誌も、ダブル・リスティングはエチケット違反と書いていたらしいですし、まだまだ一般に受け入れられたとは言えないようです。

5. まとめ

ということで、腕時計を両腕に着ける行為ことダブル・リスティングを取り巻く現状でした。


うーん、世界を変えるのはかくも難しいということですな。世界はやはりハードルが高いね。サカイを変えるのとはわけが違う。酒井くらいなら頑張れば僕でも変えられるかもしれないもんね。コラー酒井ー!、とか言って。なんつってね!

以上、今日はダブル・リスティングについてムニャムニャ述べさせていただきました。長々すいません。

この弱小ブログであってもダブル・リスティングかっこいいカッコいいと言い続ければ、そういうもんかと思う方が増えるかもしれない。

いや、別に増えなくても僕は構わないんです。ただ、僕がダブル・リスティングの仲間入りした際に、「お、ファッショニスタ(笑)〜?」等と心無い言葉をかけないでいただければ。みなさん、よろしくお願いします。

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