色んなところで報道されてますけど、シチズンのムーブメントや腕時計の製造と組立をするシチズン時計マニュファクチャリングが希望退職を募集だそうです。

クオーツムーブメントの外販が伸び悩んでいるのだそう。

そういえば、フォッシルのファッションウォッチはスマートウォッチと競合するので影響を受けている、という話はありましたもんね。
シチズンさんの外販用クオーツムーブメントを載せた製品と言えばポールスミスあたりが思い浮かびますので、その辺はフォッシル同様にスマートウォッチに食われてしまってるということでしょうか。ありえる。

なお、時計事業の内、どのくらいの割合がムーブメント外販なのかは公表されていないのでわかりませんが、全体の売上推移は以下。
しかし、時計事業はシチズンさんの売上の半分くらいしか無かったんですね。

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今回の発表ではコロナの影響を前面に出しているけれど、もともと外販ムーブメントを絞っていく方針だったみたい。

今更ながら、2020年3月期の決算発表をざっと見てみました。


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出典:https://www.citizen.co.jp/files/FY19_4QP.pdf

2020年3月期決算において、「ムーブメントに依存しないシチズンブランドを核とした収益拡大」を掲げておられる。
次のページには、機械式ムーブメントの需要は取り込みたいと書いてあるのがよく分からないんですが、外販ムーブメントはクオーツから機械式ムーブメントにシフトしていきたいということか。

で、外販ムーブメントは「さらなる合理化によるコスト削減」し、自社製造はブランド価値を高めて販売単価アップを追求する、というのが方針なのかと想像しました。

うーん、できればもうちょっとワクワク感が欲しい。

生意気申し上げて恐縮ですが、わたくし、いちおうシチズンさんの端株を持っているのでね、提案させていただきます。

例えば、スマートウォッチとの共存を前提に、スマートウォッチとのダブル・リスティング専用の時計なんていかがでしょうか?

ダブル・リスティング前提であれば、例えばデイデイトを始めとした実用的な機能は一切取っ払ってしまっても良いはず。
大事なのは、スマートウォッチと左右の腕に着けた際に重量的に釣り合いが取れること、左右の腕どちらに着けてストレスにならないこと、スマートウォッチに馴染むデザインや素材、あたりだと思うんですよね。期待しています。

今日は、シチズンのプロマスター。

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