あらヤダ。腕時計の電池が切れちゃった!

電池の切れた腕時計なんて、ただのおしゃれなブレスレット以外の何者でもない。取り外しができるミサンガ以外の何者でもない。そうですよね。じゃあ自分で電池交換すればいいんじゃないかい?

不器用な素人おじさんである僕が時計イジリをする様子をみなさんにお見せすることで、みなさんの心理的ハードルを引き下げたい。怖くないよと優しく微笑みかけてあげたい。

が、初めに申し上げておきます。これは敗戦の記録であると。


0. 準備

用意したのは昨年電池が切れたTUTIMAのメディック


こちらもそろそろ電池交換しないと液漏れしやしないか心配になってきたので、自分でやってみることにしました。電池はまあ、こないだ適当に何種類か買ってあるからなんとかなるでしょ

1. 裏蓋を外す

こちらはねじ込み式(スクリューバック)の裏蓋。

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いつも疑問なんですが、クロノグラフボタンが邪魔をして、固定台にうまく載せることができない。

スクリューバックの裏蓋を開けるには、時計工具セットに入っている道具を使います↓。

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先端が黒く尖ったアレ的なものを3点にセットします。でもってグルリと。時々固くて回せないものがありますが、そういうのは諦めて時計屋さんに持っていきます。

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ぐるりん。パカリ。 

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スクリューバックの裏蓋を開ける工具が無い場合は、ゴムボールで代用可能とも聞いたことあります。

2. 古い電池を抜く

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ムーブメントは、ミヨタのOS20。そっか、TUTIMAのmedicはミヨタの安ムーブメントだったんだ……しょんぼり。

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電池はSR927W

3. 新しい電池を入れ……アレレ?

ふんふん、SR927Wとな。クオーツクロノグラフによく使われるやつだよ。SR927W。え、SR927?927?

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無い。

4. 裏蓋を閉じる

もはやできることはないので、このまま裏蓋を閉じます。スッ……

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ということで、みなさん、電池の型番はあらかじめ確認しておきましょう。おじさんとの約束だゾ!


5. え、液漏れ防止のために電池を抜いたんだもんね!

漏れる=良くない。

この自然科学のように美しい方程式を、敢えて証明する必要もないでしょう。雨漏り然り。尿漏れ然り。よって電池の液漏れは害悪である。液漏れを事前に防いだんだもんね!尿漏れパッドは予防じゃないから、事前に防いだ僕の方が偉い。それだけでも今日僕が使った1時間は価値がある。そういう負け方もある。つーか負けてない。野中郁次郎大先生も、名著「失敗の本質」の中でそういうニュアンスを言っておられたような気がしなくもない。


重ねて言います。漏れる=良くない

ダメ……声が漏れちゃう……的なシチュエーションも、だいたいPTA的観点からは良くないことをしているもんね。だから漏れちゃ駄目なんだ。

漫画やアニメでよく登場する心の中の声が周囲に聞こえちゃうだだ漏れかわい子ちゃんも然り。だから漏れちゃ駄目……あれれ、だだ漏れかわい子ちゃんは良いことだな。おかしいな!



以上であります。ということで僕は、安いミヨタクオーツの電池交換すら満足にできない、にわかクソ野郎だったのだ…!そんな馬の糞が腕時計ブログの看板を掲げて偉そうなこと言ってどうもすいませんでした

せめて、みなさんの電池交換に対する心理的ハードルを引き下げることに繋がれば、幸いであります。

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