数日前にプレスリリースされていた、セイコーさんのプレザージュxラピュタの1200本限定モデル。どう思います?
セイコー プレザージュ スタジオジブリ 天空の城ラピュタ コラボレーション限定モデル
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竜頭の先っぽがガラスで飛行石の柄なのがおしゃれ!

あとは、、、針は普通ね。ケースは通常モデルと共通だよね。インデックスのフォントもありきたり。裏蓋とベルトの裏地は凝ってます。

おそらく、普段使いできるというのを重視したのかなと想像します。が、もうちょっとこう、なかったのかしらん。ケースをブロンズにしてエイジングさせるとか。文字盤にライトを埋めといてボタンを押したら飛行石の紋章から光の線がピーと出るとか。文字盤にラピュタの世界地図を書いとくとか。

いや、飛行石の柄はカッコいいんだけどね、竜頭と文字盤の2箇所も使っちゃうのっていかがなものかと思うんですよ。

1ページの中に同じ動詞や形容詞を連続して使わない方が洗練された印象になる、という文章作法があったと思います。もうちょっと捻って欲しかった。

つまるところ、単に飛行石の柄を付けた普通の時計と言われても仕方ない。40秒で作ったのかな?

普段使いはしやすいだろうけど、ラピュタ成分が薄いのだよ。

ラピュタ感溢れる腕時計…こちらだ!

では、ラピュタ感のある時計とは?批判するだけじゃなくて代替案を出せ、というみなさまの声が聞こえてきます。

前述のプレスリリース記事には「レトロ」「ノスタルジック」と単語が散見されます。が、ラピュタといえばあれ。そう、このコラボ品には足りない要素がある。それはスチームパンク感だ!
というわけで、ラピュタ感溢れる腕時計とは以下です。

1. ラピュタ・クラフト腕時計
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三鷹の森ジブリ美術館で売っているみたい。ソースは2018年のマンマユートだよりなので、今も売っているのかわかりません。


それにしても、正しくスチームパンクですなあー。普段使いには勇気がいる。

2. 2012年に発売されたベネリックが企画したラピュタ時計
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なかなか凝ってますよ。詰め込み過ぎなくらいぶっ込んでる。


ベネリックさんという会社、わたくしは寡聞にして知りませんでしたが、ジブリグッズを製造販売しているみたい。どんぐり共和国で売ってるそうなので、こりゃあ信頼度抜群ですなあ


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こちら、定価4.9万円。もちろんとうの昔に完売。2021年6月25日現在、楽天市場で23万円強で新品が出品されています↓。 23万円て。目が潰れるかと思った。ちなみにセイコー製だそう。

3. 2014年に発売されたベネリックのラピュタ時計

こちらは秒針代わりにキツネリスが描かれたプレートが回転する仕様。


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同様に、楽天市場では15万円で新品が出品されています。
これも定価の5倍て。すごいぞ、「腕時計で投資」はホントにあったんだ!


4. ジブリ関係ないけれどラピュタ感のある時計

誰が言ったか、ラピュタ=スチームパンクの公式がありますよね。前述したタイガーモス号なんてまさに。

ならば逆に、スチームパンクな腕時計=ラピュタっぽい時計、と言えるでしょう。

スチームパンクな時計は数あれど、僕が時々思い出して欲しくなるのはこちら。


シャウボーグのスチームパンク。

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出典: https://www.schaumburgwatch.com/gallery-steampunk.html

中の機械はユニタスで、それをわざわざ焼成してこの色味を出しているのだそうです。めちゃカッコいい。ただ、おいそれと手を出せない金額。

日本だと加坪屋さんで売ってます↓。安売りしてくんないかなァー