平井堅氏の歌唱によって一大ムーブメントを生み出した「大きな古時計」、覚えておられますでしょうか。
あれは柱時計の話でしたが、我が家の場合には、壁掛け時計がそのポジションを占めています。
我が家の掛け時計は、たしか2004年か2005年に名古屋市大須の雑貨屋で購入したので、少なくとも16年以上に亘ってリビングの壁にぶら下がってきた。
ちなみにスイープ運針。当時はクオーツなのに機械式のように秒針がジィーと動く様が珍しく感じて購入したのでした。あと見た目がロレックスのエクスプローラーっぽかったのも◎。

我が家の掛け時計。
会社の独身寮でも、東京都江東区でも、アメリカはペンシルバニア州ピッツバーグでも、背伸びして借りた港区のワンルームでも、僕はこの壁掛け時計と一緒だった。僕はこの時計と共にフレッシュマンからおじさんにクラスチェンジを果たしたんだ。
ジィーとやかましい駆動音も、我が家のリビングを沈黙から縁遠いものにしてくれたね。居心地の悪い静寂から僕を守ってくれたんだ。妻との会話が途切れたあの日も、ジィーという音が間を埋めてくれたもんね。ぼく「ホントに僕の子? 」→妻「シーン」→時計「ジィー」→ぼく「すいません」→妻「シーン」→時計「ジィー」→ぼく「ホントすいません」→妻「シーン」→時計「ジィー」。あの日は時が止まったかと思ったもんね。それでも掛け時計の駆動音だけは僕に現実を教えてくれたんだ。思えば苦労をかけたねえ、クロックだけにね!
この度、そんな思い出深い壁掛け時計が、割れまして。
きっかけは引っ越し。わたくしごとながら、元々借りていたマンションを追い出されたため、先だって新居(メタクソに汚れていたので新居と呼ぶには抵抗がある)に移ったんです。んで、先日、引っ越し荷物の整理もだいぶ終盤に差し掛かったので、壁に時計を設置。
いつも通り壁に画鋲をブッスリ刺せば良かったんたけど、その時は自分でも不思議なことに画鋲の使用に躊躇ってしまった。鬼の霍乱とはまさにああいうのを指すのでしょう。
だいぶ駐在期間も経ったから引っ越して間もないうちに日本帰任となったら壁に穴を開けた現状復帰費用が勿体ない、とケチな根性が頭をもたげたんです。で、接着テープ式の引っかけるやつを使用。
結果、取り付けて1時間半と待たずに時計が落下。んで、風防ガラスがパリンと。「強力」を謳い文句にした接着テープ式を使ったんだけど、剥がれやすいポストイットで有名な3Mなんか信用した俺が馬鹿だった。いやホントに。

ガラスが、無い…!
ということで、お気に入りの掛け時計の風防が割れてしまった。ションボリ。
まあ、時計自体は今でもなんら遅れなくジィージィー動いている。だけど、さすがにこのままだと埃やなんやらでそのうち故障しちゃうことでしょう。どうしたらいいんだ!
そこで、まずはサイズの合う風防ガラスを探してみようとネットオークションを覗いていました。
すると、ブライトリングやらウブロやら、腕時計をそのまま大きくした風の掛け時計なんてのが結構出品されている。時計屋さんや空港の壁に掛かってるやつっぽい。良いね〜。アガるね〜。
でも、中には「ノベルティ」と説明書に記述しているものも多く、つまりコピー商品が結構な割合で紛れこんでいるのでしょう。本物見たこともないのに、僕にはわかりっこない。
そういえば、シチズンさんのコスモサインの掛け時計の方にも惹かれてたんでした。これにしようかなん。

ただ、どうせなら新品がいいよね。自分の部屋を持てないお父さんはリビングに棲まうわけだし。せめて新古品。
テンデンスやインビクタあたりはウォールクロックを売っていた記憶がある。その辺りもチェックしなきゃ。パネライもウォールクロック売ってたけどウン十万もするもんね、さすがにそれは無理かなー。
いや、僕はお気に入りの掛け時計が壊れてショックを受けた胸の内を本ブログに吐露するだけのつもりだったのに。かわいそうー、の同情いいねを荒稼ぎするつもりだけだったのに。ここまで書いてきて、既に心は次の掛け時計に向いていたことを自覚した次第。切り替えはやー。我ながら節操のないことです。
ということで、僕の中で壁掛け時計がアツい、という話でした。しかしどれにしよう。悩む〜。

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あれは柱時計の話でしたが、我が家の場合には、壁掛け時計がそのポジションを占めています。
我が家の掛け時計は、たしか2004年か2005年に名古屋市大須の雑貨屋で購入したので、少なくとも16年以上に亘ってリビングの壁にぶら下がってきた。
ちなみにスイープ運針。当時はクオーツなのに機械式のように秒針がジィーと動く様が珍しく感じて購入したのでした。あと見た目がロレックスのエクスプローラーっぽかったのも◎。

我が家の掛け時計。
会社の独身寮でも、東京都江東区でも、アメリカはペンシルバニア州ピッツバーグでも、背伸びして借りた港区のワンルームでも、僕はこの壁掛け時計と一緒だった。僕はこの時計と共にフレッシュマンからおじさんにクラスチェンジを果たしたんだ。
ジィーとやかましい駆動音も、我が家のリビングを沈黙から縁遠いものにしてくれたね。居心地の悪い静寂から僕を守ってくれたんだ。妻との会話が途切れたあの日も、ジィーという音が間を埋めてくれたもんね。ぼく「ホントに僕の子? 」→妻「シーン」→時計「ジィー」→ぼく「すいません」→妻「シーン」→時計「ジィー」→ぼく「ホントすいません」→妻「シーン」→時計「ジィー」。あの日は時が止まったかと思ったもんね。それでも掛け時計の駆動音だけは僕に現実を教えてくれたんだ。思えば苦労をかけたねえ、クロックだけにね!
この度、そんな思い出深い壁掛け時計が、割れまして。
きっかけは引っ越し。わたくしごとながら、元々借りていたマンションを追い出されたため、先だって新居(メタクソに汚れていたので新居と呼ぶには抵抗がある)に移ったんです。んで、先日、引っ越し荷物の整理もだいぶ終盤に差し掛かったので、壁に時計を設置。
いつも通り壁に画鋲をブッスリ刺せば良かったんたけど、その時は自分でも不思議なことに画鋲の使用に躊躇ってしまった。鬼の霍乱とはまさにああいうのを指すのでしょう。
だいぶ駐在期間も経ったから引っ越して間もないうちに日本帰任となったら壁に穴を開けた現状復帰費用が勿体ない、とケチな根性が頭をもたげたんです。で、接着テープ式の引っかけるやつを使用。
結果、取り付けて1時間半と待たずに時計が落下。んで、風防ガラスがパリンと。「強力」を謳い文句にした接着テープ式を使ったんだけど、剥がれやすいポストイットで有名な3Mなんか信用した俺が馬鹿だった。いやホントに。

ガラスが、無い…!
ということで、お気に入りの掛け時計の風防が割れてしまった。ションボリ。
まあ、時計自体は今でもなんら遅れなくジィージィー動いている。だけど、さすがにこのままだと埃やなんやらでそのうち故障しちゃうことでしょう。どうしたらいいんだ!
そこで、まずはサイズの合う風防ガラスを探してみようとネットオークションを覗いていました。
すると、ブライトリングやらウブロやら、腕時計をそのまま大きくした風の掛け時計なんてのが結構出品されている。時計屋さんや空港の壁に掛かってるやつっぽい。良いね〜。アガるね〜。
でも、中には「ノベルティ」と説明書に記述しているものも多く、つまりコピー商品が結構な割合で紛れこんでいるのでしょう。本物見たこともないのに、僕にはわかりっこない。
そういえば、シチズンさんのコスモサインの掛け時計の方にも惹かれてたんでした。これにしようかなん。

ただ、どうせなら新品がいいよね。自分の部屋を持てないお父さんはリビングに棲まうわけだし。せめて新古品。
テンデンスやインビクタあたりはウォールクロックを売っていた記憶がある。その辺りもチェックしなきゃ。パネライもウォールクロック売ってたけどウン十万もするもんね、さすがにそれは無理かなー。
いや、僕はお気に入りの掛け時計が壊れてショックを受けた胸の内を本ブログに吐露するだけのつもりだったのに。かわいそうー、の同情いいねを荒稼ぎするつもりだけだったのに。ここまで書いてきて、既に心は次の掛け時計に向いていたことを自覚した次第。切り替えはやー。我ながら節操のないことです。
ということで、僕の中で壁掛け時計がアツい、という話でした。しかしどれにしよう。悩む〜。

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コメント
コメント一覧 (2)
コメントありがとうございます!普通のクオーツムーブメントに載せ替えて単なるおしゃれ文字盤の時計化してしまっても良いかもしれませんが、だとすると出せる金額が制限されますね。。大変参考になります!