わたくしごとですが、現在南米に住んでおります。

コロナが始まってから駐在員は減る一方だったんですけど、昨年ぐらいから日本からの新しい駐在員がちらほらと着任してくるようになりました。南米はホントに英語が通じない国が多いので、着任後の最初の数ヶ月は語学学校で勉強に集中するというケースもあります。仕事せずに学校に通うだけで給料をもらえると言うのはたいへん羨ましいものがあります。

かくいう僕も、10年くらい前に初めてスペイン語圏の国に駐在するにあたって2ヶ月くらい語学学校に通わせてもらったクチです。ただ、ウチの会社はそんなに甘くはなくて、語学学校で勉強だけする社員はホームステイさせるのが基本。僕も、30歳過ぎてホームステイしました。当時は他の会社もだいたい同じようにホームステイさせていた記憶。

が、最近では会社も社員に優しくなり、本人がホームステイ嫌だと言ったらやんなくて良い会社が現れてきたという噂を聞きました。なんて羨ましい！良い歳して知らない外国人の家庭にホームステイだなんて嫌ですもんね。僕も憂鬱でした。

でも、ホームステイにもメリットはあるわけで。ホームステイが実際に始まるまで、一抹の期待を抱いてしまいますよね。ホラ、もしかしたらホストファミリーはエッチな美人姉妹と色っぽい未亡人で成人向けTOLOVEる的イベント満載の日々に突入しちゃうんじゃないか、みたいな。そう、退屈な人生がドタバタラブコメにテコ入れされるかもしれない可能性が、ホームステイには秘められているのだ！

ホームステイを拒否することで、そういったドキドキ感を味わおうとしないのは勿体ないんじゃないかと僕なんかは思ってしまうわけです。

まあ僕の場合は、そんなことにはなりませんでしたけど。ハリーポッターが叔父家族と一緒に住んでいた頃を思わせる階段下スペースに設けられた部屋に寝起きして、薄暗いダイニングでドロドロに煮込まれたスラリー状の豆がかけられた白ご飯を鼻をつまんで飲み込む毎日。あれは辛かった。

今日はタグホイヤーのプロフェッショナル1500

毎度時計と関係ない話で恐縮です。






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