わたくしごとですが、昨年、うちの妻が結婚指輪を紛失しました。
家の中で失くしたというので、そのうち出てくるだろうとたかを括っていたところ見つからないうちに引越ししてしまった。
失くした指輪は、ブシュロンのキャトルというやつみたい。ヨメさんによるとブシュロンさんといのは超有名ジュエラーだそう。カルティエみたいなブランドってことだね。チョコレートブラウンとピンクゴールドの組み合わせのもの。

この左の小さい方だったはず。いや、右側の厚くて高い方だったかしら。
10数年前のことなのであやふやなんですが、僕の記憶では15万円くらいだったような。それがいまじゃ27.7万円ですって。どっひゃー
紛失時にヨメさんは、「買い直します(キリッ)」「私が自腹で払います(キリッ)」、となぜか胸を張っていた。恩着せがましく感じたのは僕の受け止め姿勢に問題があったのでしょう。仕方ないので、そんならおれが買うよ日本にはスイートテンダイヤモンドの習慣があったかもしれないもんね、と返事しました。
が、ひとりでじいっと考えていたところ、とある結論に辿り着いてしまいました。指輪に27.7万円払うんだったら時計の方が良くない?
詳しく述べます。
前述のとおり、ヨメさんが失くした指輪は当時15万円くらいであったはず。それが今では27.7万円。すなわち、ここで同じものを買い直すと、それは実質42.7万円の指輪ということになります。なりますよね。僕の記憶が間違っていて太い指輪だったとしたら実質54.6万円になる。54.6万円の指輪て!はあはあ。
さあ目を閉じて深呼吸して。そして次の画像をご覧ください。

こちらもめちゃめちゃ値上がりしとらん…?でもそれは別な話なのでここでは触れません。
カルティエのタンクマスト ソーラービート。税込で42.9万円。わあー。
さあ、出揃いましたよ。あなたの前に道が広がった。2つの選択肢が並んでいる。
僕は指輪を買い直すね、とヨメさんには伝えている。すなわち27.7万円を出費する未来はほぼそこにある。目の前に横たわっていたのだ。でも、未来は確定じゃないのはシュレディンガーの猫なるおしゃれな思考実験を引き合いに出すまでもなく自明ですよね。

ということで、こうです!
そう、指輪じゃなくてカルティエのタンクマスト ソーラービートSMを買うという未来もあったのだ。27.7万円の支出は決まっていたので、そこに約15万円を追加したらカルティエのタンクマスト ソーラービートになりました。

伝わってますか。僕のロジック。
言い換えましょう。あらかじめ場に伏せておいたブシュロンの指輪を生贄として捧げて約15万円の追加コストでカルティエのタンクマスト ソーラービートに進化させたともいいます。なにぃ〜10数年前から伏線は張ってあったということか…!カードゲーム風に言い換えてみましたがうまく伝わりましたか。

サイズはSM。
加えて、この閃きが降りてきたとき、おりしも僕は羽田空港国際線ターミナルに立っておりました。そや…免税店や…!免税店にブシュロンは無いけれど(知りません)、カルティエの免税店はあるのだ!羽田空港国際線ターミナルにはあったのだ。

SMだからさすがに僕には小さいか。
ケースサイズは横22mm、縦29.5mm。僕も33〜34mmのサイズ感はわりと好みですが、さすがにこれは小さい。

いや、僕でもいけるかもしんない。どうしよ。
ただ、腕に巻いて写真を撮るとそれなりに見えちゃう。ちょっと緩めに巻いたのでケースが浮いているからかしら。

ヨメさんに贈るのをやめようかしら。気持ちがグラつきました。LMだったら危なかった。
免税なので39万円。つまり、実質的には約11万円の追加コストで手に入れたので、指輪を買い直して単に割高な指輪を贈るよりもより更にお得な判断であったと言えましょう。我ながら冴えていたぜ。

いや前述の選択肢1と2の比較、前者に失くした指輪の代金が入っていないからApple to Appleになっていないという指摘もあるかもしれません。そうだね。それがどうかした?
ところでわたしは、以前から結婚指輪の代わりに結婚腕時計を贈り合う習慣が腕時計界を救うと提唱しております。結婚するカップルの3割が離婚する時代、刻印が刻まれた指輪の価値は二束三文。それが例えダイヤばちばちであっても、素材がプラチナやゴールドであっても。ブランドがティファニーであってもハリーウィンストンであっても、いわんやカルティエであっても。が、腕時計ならば!少なくとも指輪より値段つきますもんね。ものによりますけど。
これはリスクをヘッジしたい若者世代にも刺さるロジックでは。結婚指輪マーケティングを行わないのは腕時計メーカーの怠慢である。目の前にぶら下がっている果実に手を伸ばさず、熟して落ちてくるのを口を開けて待っている存在をなんと呼びますか。豚め!怠惰な豚め!おっと言い過ぎました。

言い過ぎたので剽軽して誤魔化しましょう。リューズを下に向けて置いてみました。あわわーカボションが刺さっちゃうよ
仕方ないのでわたくしがやってやろうじゃありませんか。まず隗より始めよ。そんな腕時計界を勝手に背負う気持ちでもって今般、結婚指輪を買い直す代わりに時計を購入したということであります。
問題はヨメさんに対しては既にブシュロンの指輪を買い直すね、と伝えてしまっており、ヨメさんはバッチリその気になっていること。タンクはタンクで貰うけれども指輪は指輪で買い直してね、と言われやしないか心配。タンク+指輪だとストーリーが変わってしまうもんね。単なる大盤振る舞いの人になってしまう。

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妻が結婚指輪を失くした!そんなときどうする?
家の中で失くしたというので、そのうち出てくるだろうとたかを括っていたところ見つからないうちに引越ししてしまった。
失くした指輪は、ブシュロンのキャトルというやつみたい。ヨメさんによるとブシュロンさんといのは超有名ジュエラーだそう。カルティエみたいなブランドってことだね。チョコレートブラウンとピンクゴールドの組み合わせのもの。

この左の小さい方だったはず。いや、右側の厚くて高い方だったかしら。
10数年前のことなのであやふやなんですが、僕の記憶では15万円くらいだったような。それがいまじゃ27.7万円ですって。どっひゃー
紛失時にヨメさんは、「買い直します(キリッ)」「私が自腹で払います(キリッ)」、となぜか胸を張っていた。恩着せがましく感じたのは僕の受け止め姿勢に問題があったのでしょう。仕方ないので、そんならおれが買うよ日本にはスイートテンダイヤモンドの習慣があったかもしれないもんね、と返事しました。
が、ひとりでじいっと考えていたところ、とある結論に辿り着いてしまいました。指輪に27.7万円払うんだったら時計の方が良くない?
詳しく述べます。
前述のとおり、ヨメさんが失くした指輪は当時15万円くらいであったはず。それが今では27.7万円。すなわち、ここで同じものを買い直すと、それは実質42.7万円の指輪ということになります。なりますよね。僕の記憶が間違っていて太い指輪だったとしたら実質54.6万円になる。54.6万円の指輪て!はあはあ。
さあ目を閉じて深呼吸して。そして次の画像をご覧ください。

こちらもめちゃめちゃ値上がりしとらん…?でもそれは別な話なのでここでは触れません。
カルティエのタンクマスト ソーラービート。税込で42.9万円。わあー。
さあ、出揃いましたよ。あなたの前に道が広がった。2つの選択肢が並んでいる。
選択肢1: カルティエのタンクマスト ソーラービート(42.9万円)
選択肢2: ブシュロン指輪(1本目15万円 + 2本目27.7万円 = 実質42.7万円)
僕は指輪を買い直すね、とヨメさんには伝えている。すなわち27.7万円を出費する未来はほぼそこにある。目の前に横たわっていたのだ。でも、未来は確定じゃないのはシュレディンガーの猫なるおしゃれな思考実験を引き合いに出すまでもなく自明ですよね。
カルティエ タンクマスト ソーラービートSMを購入しました

ということで、こうです!
そう、指輪じゃなくてカルティエのタンクマスト ソーラービートSMを買うという未来もあったのだ。27.7万円の支出は決まっていたので、そこに約15万円を追加したらカルティエのタンクマスト ソーラービートになりました。

伝わってますか。僕のロジック。
言い換えましょう。あらかじめ場に伏せておいたブシュロンの指輪を生贄として捧げて約15万円の追加コストでカルティエのタンクマスト ソーラービートに進化させたともいいます。なにぃ〜10数年前から伏線は張ってあったということか…!カードゲーム風に言い換えてみましたがうまく伝わりましたか。

サイズはSM。
加えて、この閃きが降りてきたとき、おりしも僕は羽田空港国際線ターミナルに立っておりました。そや…免税店や…!免税店にブシュロンは無いけれど(知りません)、カルティエの免税店はあるのだ!羽田空港国際線ターミナルにはあったのだ。

SMだからさすがに僕には小さいか。
ケースサイズは横22mm、縦29.5mm。僕も33〜34mmのサイズ感はわりと好みですが、さすがにこれは小さい。

いや、僕でもいけるかもしんない。どうしよ。
ただ、腕に巻いて写真を撮るとそれなりに見えちゃう。ちょっと緩めに巻いたのでケースが浮いているからかしら。

ヨメさんに贈るのをやめようかしら。気持ちがグラつきました。LMだったら危なかった。
免税なので39万円。つまり、実質的には約11万円の追加コストで手に入れたので、指輪を買い直して単に割高な指輪を贈るよりもより更にお得な判断であったと言えましょう。我ながら冴えていたぜ。

いや前述の選択肢1と2の比較、前者に失くした指輪の代金が入っていないからApple to Appleになっていないという指摘もあるかもしれません。そうだね。それがどうかした?
ところでわたしは、以前から結婚指輪の代わりに結婚腕時計を贈り合う習慣が腕時計界を救うと提唱しております。結婚するカップルの3割が離婚する時代、刻印が刻まれた指輪の価値は二束三文。それが例えダイヤばちばちであっても、素材がプラチナやゴールドであっても。ブランドがティファニーであってもハリーウィンストンであっても、いわんやカルティエであっても。が、腕時計ならば!少なくとも指輪より値段つきますもんね。ものによりますけど。
これはリスクをヘッジしたい若者世代にも刺さるロジックでは。結婚指輪マーケティングを行わないのは腕時計メーカーの怠慢である。目の前にぶら下がっている果実に手を伸ばさず、熟して落ちてくるのを口を開けて待っている存在をなんと呼びますか。豚め!怠惰な豚め!おっと言い過ぎました。

言い過ぎたので剽軽して誤魔化しましょう。リューズを下に向けて置いてみました。あわわーカボションが刺さっちゃうよ
仕方ないのでわたくしがやってやろうじゃありませんか。まず隗より始めよ。そんな腕時計界を勝手に背負う気持ちでもって今般、結婚指輪を買い直す代わりに時計を購入したということであります。
問題はヨメさんに対しては既にブシュロンの指輪を買い直すね、と伝えてしまっており、ヨメさんはバッチリその気になっていること。タンクはタンクで貰うけれども指輪は指輪で買い直してね、と言われやしないか心配。タンク+指輪だとストーリーが変わってしまうもんね。単なる大盤振る舞いの人になってしまう。
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