ブランパンxスウォッチのアトランティックオーシャン。大変カッコ良いですよね。が、純正ベルトはかなーりキャラクターが濃ゆいので、着用者の腕の個性を消してしまうと思いませんか。

誰の腕に乗っていてもブランパンxスウォッチはブランパンxスウォッチなのだ。むしろ僕らの腕は無個性な真っ白なキャンパスの役割。腕時計の付属、自律駆動する腕時計ワインダーに過ぎない。天空の城ラピュタの歌にあったように、地球は君を乗せて回り続ける。そして僕らは腕時計を載せて踊り続けるのだ。SNSでリストショットをアップして目立とう目立とうとする行為は鳥に食べられやすいようにツノを伸ばす寄生虫におかされたカタツムリのそれだ。諸君!それでいいのか!いや…それもいいな…、余生を動く腕時計スタンドとして過ごすのも悪くはないな…。

わたしはピンときました。これはスウォッチからの挑戦状であると。スウォッチグループのセンスを上回るブランパンxスウォッチのケースとベルトの組み合わせがあるなら見せてみろという挑戦状。きっと彼らにとって僕たち消費者は取り替えのきく可動式ワインダー、52個目のシステムに過ぎないのだという傲慢さを読み取るかもしれない。いや、あるいは年老いて肥大化したスウォッチグループを超えて欲しい止めて欲しいという願いがなかろうか。そのメッセージ、わたしはしかと受け止めましたよ!ニック氏…!

ブランパンxスウォッチ アトランティックオーシャンの純正を超えるベルトを探そう

ということで、スウォッチグループからのメッセージを過不足なく受け取ったわたくしは、代わりのベルトを探していたのであります。

ただ、こちらバネ棒ではなく、なんというのか知りませんけど棒を六角レンチで取り外す仕組み。AmazonやAli expressだと売っているみたいですけど南米まで取り寄せるのは時間もかかるし通関で税金が発生するので割高になる。従ってとりあえず手持ちのNATOタイプを合わせてみました。ひとまずスウォッチグループの土俵で、っつーことでね。

まずは青x白。

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オリジナルを意識していて逆にダサい気がする。

こちら、文字盤がグラデーションで回転ベゼルなので、時計本体が要素多めなんですよね。これに負けないようなベルトってのは中々ハードルが高いぞ…!わたしはスウォッチグループからの挑戦状(個人の認識です)に改めて身震いしました。これは武者震いである。

では次。オレンジ。

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違うな。。むかし銀座のアンティークショップで買ったおしゃれな西ドイツ製の引き通しベルトだったんだけど。

どんどんいきましょう。青x白のストライプ。ばっちりオリジナルの劣化版ができました。

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比較対象があった方が良かろうということに気が付き、並べました。上記の2枚は撮り直すのが面倒だったのでそのまま。そういうとこだぞ!

続いて、趣向を変えてサンドカラー。

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お、意外といける。インデックスと針がホワイトだからか。

青x赤のストライプ。

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白よりいいかも。ただ、赤が文字盤に使われていないのがちょっと。僕は統一感を重視するタイプなので。

青x白x赤

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悪くはないんだけど、こういうダニエルウェリントン系のベルトはダニエル感の方が強くなるよね。

カーキ。だいたい何にでも合いますもんね。

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まあ、こんなもんですよね。新鮮味はないですけど。

ダニエル感あるベルトがまた出てきました。青x白x緑。

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悪くないですけどね。これでスウォッチグループをギャフンと言わせられるかというと、そんなことはないでしょう。

青x緑。

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これもそんなに悪くない。

うむむ。正直、どれもピンときませんでした。時計本体が濃いめなので、ベルトはシンプルにいきたいんですけど、かと言って単色だと時計本体が浮いてしまう。ステッチが入ったファブリックかラバーのベルトが妥当ですかね。今日試した中で敢えて選ぶならば、カーキ、または青x緑。とりあえず、しばらくカーキを着けていこうと思います。

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