出向先の会社の上司がパワハラなどを理由にして首になりました。その被害者の会でお祝いすることになり、わたくしも呼ばれたので混じってきました。


会場はSUSHIレストランだ。

納豆と豆腐は共に中国から日本にやってきたけれどその際に名前が逆に伝わっちゃった、というのは有名な話ですよね。鉄板焼きがアメリカに伝来する間にHIBACHI火鉢と名前を変えた例もあります。

一方で、SUSHIは、伝わり方が間違ったというよりも、正解を知った上で、だがしかし…と魔改造されているので面白いものが多いですよね。僕も散々いろんなロールを食べてきました。おかわりはしないけれど、決して嫌いじゃない。ドラゴンだのスパイダーだのレインボーだのカッコ良さ方向からロッポンギとかトモダチとかゲイシャとか日本語のそれっぽい単語を探してきたものまで名付けの自由さも含めて大変興味深い。おいしくないものも結構あり、でもまあおもしろいから良かったじゃないか…、と受け入れて自分の度量が案外大きかったのだと嬉しくなることもある。

いちばん印象に残っているのは、鳥のささみとクリームチーズとアボガドを巻いたものを衣を付けて油で揚げて、とろっとした照り焼きソースにディップしたロールでした。たしかAKAI Rollという名前であった。バカなバイトの悪ふざけではない。これがSUSHIです、と自信満々で提供されました。あれはめちゃくちゃ不味かった。風の噂では、その店ではウインナーをご飯で挟んでアボガドのペーストとケチャップを載せた、ホットドッグと見紛うSUSHIも出していたのだそう。

昨日連れて行かれたSUSHIレストランはそこまではっちゃけていなかった。それでもSUSHIはドライアイスの煙とともにKILL BILLのようにばーんと登場。僕はKILL BILL映画を見たことはないんだけどさ、和テイストxドライアイスを目にすると自動的にKILL BILLだ！、と思っちゃう。煙もくもくの中から金髪少女が刀を振り回しながら飛び出してくる、みたいなシーンがありませんでしたっけ。

この写真、手前に、パルメザンチーズのような白いスライスがたくさん乗せられたSUSHIが見えるかと思います。パスタに追加で乗せてもらうやつ。SUSHIとチーズの相性もばつぐんだもんねえー！ですが、実はチーズではない。ワンタンの皮であった。SUSHIのどちらかというと柔らかい中にカリカリのワンタンが食感をプラスし、SUSHIの魚主体でさっぱりした中に揚げワンタンの油が濃厚さをプラスする。これが、足し算か…！

今日はザ・シチズン第二世代

上司のパワハラが理由で、過去三年で2人が手を挙げて部を異動し、1人は退職。残る人たちもメンタル起因の病欠を複数回やっていたので、みなさん大変スカッとしたようで盛り上がっていました。
僕は出向してきている身ゆえたぶん手加減されていて、被害はそれほどでもなかった。いなくなってせいせいするぜ！、と乾杯しまくるメンバーを眺めて自分もこういうふうに思われてたらどうしよ、と震えていました。







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