haochiのこそっと腕時計ブログ

腕時計、その他(スタバご当地マグ、ビールのラベル、など)収集癖のある30代中盤会社員です。腕時計、ヨメサンにばれないように、こっそりと。

カテゴリ: 気になる時計

今日は、ビクトリノックスのINOX V。

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先日、シチズンのコスモサインの代替として、accuristなるイギリスメーカーが製造販売していたastroⅡはどうかと提案させていただきました。


2019年12月16日現在、ヤフオクに出品されていますね。が、商品説明に気になる記載が。

天文盤は手動ですが、3時位置のリューズで動かせます。

あれ?アストロデアと同じ4P92ムーブメントなら星座盤は自動で回転するはずだと思うんですが。astroⅡは違うムーブメントなのか。手動だとしたら、単なるクオーツ時計の上に星座盤載せただけってことになりますね。だとしたら、単なる見た目だけ似せたパクリ商品ってことになりますね。うーん。

(追記)わたくし、大きな勘違いをしでかしておりました。astroⅡはaccuristの製品ではなく、以下watch seekのフォーラムを見ると、watch designなる会社の製品だと。


よく見ると、確かにaccuristのロゴもない。。勘違い失礼しました。

シチズンが誇る回転式精密星座板付き腕時計と言えば?そう、コスモサインです。今日は、コスモサインについて少々触れたいと思います。

  1. シチズン・コスモサインとは
  2. カンパノラ・コスモサインの新作
  3. そんな貴方への提案・Accurist、Astro Ⅱ

1. シチズンコスモサインとは

時計の針が進むにつれて精密な星座盤が回転し、リアルタイムの星座位置を示してくれる。コペルニクスもびっくり。

彼が存命であれば、腕時計で星座の位置がわかるなんて、キミちょっとそれコペルニクス的転回やーん、って言ったことでしょう。

1986年にシチズンさんがバーゼルで発表した世界初の回転式精密星座盤付き腕時計は、世界中の天体ファンを歓喜させ、並み居る時計メーカーを戦慄せしめたのです。その日、バーゼルは、揺れた…!まあ、僕は知らないので適当言ってるだけですど。

これですね。

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1986年からクラブ・ラメール、ライトハウス、の2ブランドで発売された後に、2001年にシチズンさんの誇る高貴なシリーズ、カンパノラの一翼を担うことになりました。

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シチズンさんのホームページのアーカイブにはトノー型のモデルしか載っていませんでしたが、ラウンド型もありました。

ただ、カンパノラに合流したことでコスモサインは高級化し、ケースが巨大化してしまったのです。
なにより、ケース大きくなった反面、肝心な星座板は文字盤デザインの一部として埋没してしまったように思います。そう、何かを得るためには、何かを手放さなければならないのです。

それまでのコスモサインとは異なる方向性に理由があったんでしょうか。そこに登場したのが、アストロデア。
きっとそこには、愛憎入り混じるオトコたちの熱いドラマがあったことでしょう。コスモサイン開発者の上原秀夫氏がシチズン内に別事業部を立ち上げ、2005年、アストロデアが生まれました。が、残念ながら数年で製造中止に。

つまり、今、新品のコスモサインが欲しければ、ケース径44mmのカンパノラ・コスモサインを買うしか選択肢は無くなってしまったのです。

そんなカンパノラ・コスモサインに、新作が登場。

2. カンパノラ・コスモサインの新作

2019年11月21日発売の新作は、なんとケースサイズが大幅にダウン。

ケース径39mm。厚みは12.5mm。凝縮感のある文字盤。これは、売れるぞ…!

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気になる定価は25万円。に、にじゅうごまんえん…。そして消費税は10パーセント。なかなか手が出せない。

ちなみに、200本の数量限定モデルもあり、こちらは26万円。

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ステンレスケースが「さくら色」にめっき処理されているそうです。ピンクゴールドじゃない、さくら色。

これは、売れるぞ…!やりましたね、シチズンさん。あと少しでウォッチオブザイヤーを進呈するところでした。
足りないのは、そう、名前です。なぜ名前を付けなかったのか。AO1034-08Eだなんて、無機質。スターウォーズか!

今からでも遅くないので、カンパノラの卓越した名付けセンス、その総力を挙げて名前を付けるべきです。「コスモサイン『○○』」という感じで。

僕のおすすめは、天にあまねくミルキーウェイ!こと天の川を彷彿とさせるもの。

たまたま知りましたが、桜の品種に「天の川」というのがあるらしいのです。そしてこのコスモサインのめっきはさくら色。さすがシチズンさん、狙ってますな。

しかし、「天にあまねくミルキーウェイ!」はあれですね、今期のプリキュアにおけるキュアミルキー変身後の決め台詞でした。プリキュアの決め台詞が身体に染み付いたおじさん、我がことながら気持ち悪いですなあ。

とにかく、僕はここに宣言します。コスモサイン再評価の波は、もはやそこまで来ている。


3. そんな貴方への提案・Accurist 、Astro Ⅱ

それでも25万円はちょっと…という方。おまおれってやつですな。おまえはおれか。

そんな僕みたいな方に、代替案を提示させていただきます。

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そう、そこはかと漂うコスモサインの面影。というか、まんまコスモサインなんです。それが、AccuristのAstro Ⅱ。

スペックは以下。
  • ケース素材:ステンレススチール
  • ケース径: 42mm
  • ラグ幅: 20mm
  • ムーブメント:シチズン4P92
そうなんです。シチズンのムーブメントが使われている。そのキャリバー4P92は、アストロデアに搭載されていたもの。つまり、パクリではなく、むしろ正統。2006年に絶えたと思ったアストロデア、遥か異国でその命脈を繋いでいたんです。

衣川で死んだとされる源義経は実は生きていて大陸に渡ってチンギスハーンになった、京都の小栗栖で死んだとされる明智光秀は実は生きていて天海僧正として徳川幕府に影響力を行使し続けた、そんなエピソードが思い起こされます。

しかしながら、既に製造は中止しているようで、在庫のみ。米amazonにはこのAstro Ⅱしか在庫ありませんでした。本国イギリスのamazonにも一切在庫なし。

が、日本amazonにはAstro Ⅱに加えて、金属ベルトのモデルも在庫あるみたい(2019年11月30日現在)。

(2019/12/16追記)astroⅡはaccuristの製品ではなく、watch designなる会社の製品でした。完全にわたくしの勘違いです。accuristの製品で在庫あるのは下のGMT117USAだけです。節穴で申し訳ありません。

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気になるのは文字盤。アストロデアの後継を名乗るに値する、精密な星座板と言えるだけのクオリティなのか。

写真だけだと判断ができないんですが、なんか良さそうな気もします。星座盤を見るためのルーペも付属している画像もあったので、もしかしてムーブメントと一緒に星座板もシチズンから仕入れたのかしら。
だとすると、この値段、かなりお得。特に米amazonのもの、本家コスモサインやアストロデアより安いでしょ。

(2019/12/19追記)上述のとおり、米amazonのはaccuristの製品ではありませんでした。失礼しました。なので、accuristで現時点で在庫あるのはGMT117USAだけのようです。

なお、以下にaccuristの取り扱い説明書がありました。


ところで、そもそもAccuristなる時計メーカー。わたくしは寡聞にして知りませんでした。一体何者?

答え、1942年創業のイギリスの時計メーカーだそうです。

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うーん、、可もなく不可もないといった感じかしら。左上のデジアナはシチズンのプロマスターっぽい。

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左上のクロノグラフは焼けた色味のインデックスがレトロな感じでちょっと惹かれますね。

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左上のはタイメックスに良く似たデザインのクロノグラフあった気がします。うーん、空港の免税店の片隅に置かれてそう。Accurist。


4. 僕のコスモサイン

最後に、僕のコスモサイン。僕の手元にあるのは、第1世代のクラブ・ラメール。

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ボロボロですが、いいでしょ。気に入っています。

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昨日に続いてティファニー繋がりで失礼します。

おそらく90年代に製造・販売されていたと思われるティファニーのダイバーズウォッチがあります。これがね、かなり格好良いんです。

以前から目を付けていたんです。が、状態が良さそうなものになかなか出会えなかったのに加えて、もうちょっと待てば値段が下がるんじゃないかと助平心を出した結果、まだ手に入れられていない。ティファニー買収の二ュースを契機として、注目を集めちゃうんじゃないかと個人的に心配しています。

それがこちら。以前から気になっている時計、M0710。

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色の展開は三色のようで、黒と青。そして、特筆すべきは赤があること。この、燕脂というか小豆色というか、なんともいえない赤味。僕の高校時代のジャージの色を彷彿とさせます。
ちょっと他では見かけないスタイルなんじゃないかと。超カッコ良い。

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メンズはケース径38mm、レディースは31mm。
確か、36mmも見たことがあるような気がしますが、記憶に自信ありません。

ムーブメントはクオーツ。

シンプルなダイバーズルック、回転ベゼル。リューズガードがゴツめ。だいたいどれもインデックスの夜光がクリーム色に焼けていて、ビンテージダイバーの雰囲気抜群なのです。たまらん。

そして青も良いけど、やっぱり赤は秀逸。38mmでクオーツだから薄いはずなので、袖口からチラリと覗かせると間違いなく貴方のスタイル底上げしてくれるでしょう。
問題は、赤はメンズがあんまり出てこないんですよね。あと、数年前は付属品なし本体のみなら3万円台で売ってた記憶があるんですが、今は4万円台が相場になってるんですかね。欲しいなあ!

今日は、セイコーのワイアード。ソリディティ なんちゃってツナ缶。

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米国アマゾンで探してみたら、英国の名門ウォッチメーカーことロータリーには、以下のラインナップもあるんです。

同社ホームページには載ってなかったから、既に製造は停止、闇に葬られた存在なのでしょう。かわいそう!でも、僕は見てるよ!

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そこはかとなく漂う北欧の面影。イギリスは欧州の北のほうだもんね!2019年11月9日現在、まだEUだし。欧州でしょ。そして紀元5世紀にスカンジナビア半島からやってきたバイキングたち、荒くれ者が持ってきた北欧のシンプルデザインが15世紀の時を経て今、偶然スカーゲン、ベーリングと同じタイミングで花開いたの、かもしれない。隔世遺伝みたいな。違うか。

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そこはかとなく漂うハイジュエラーの面影。J12はCHANELの看板の偉大さを僕らに教えてくれていると言うのに。会社の看板が無ければ、僕らサラリーマンが個人で商売を取ってくるこたなんか、、、クゥ!

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コレは……。先日のTECHNOSの面影があります。なぜ。つーか、文字盤にトゥールビヨン風のそれっぽい絵を書くの、流行ってたのね。
これもいちおうリバーシブル。

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僕も持ってます。大空への憧れ。プロの計器の面影は、回転尺が回るようにしているあたりにも感じ取れます。
あと、写真にある通り、交換用のラバーベルトが付属します。んで、このラバーベルトがね、短いんです。たぶん腕周り18cm以上の方は届かない。きっと、ロリータ専用なのでしょう。

というわけで、ロータリーさんが同社ホームページから消してしまった、どこかの誰かの面影が残るウォッチ、いかがでしょうか。

僕はまだ研究中ですが、それなりの歴史と技術そしてプライドを持つ時計メーカーさんが製造するそういうのには、僕らを惹きつける魅力があるんじゃないかと感じて始めています。

アンティークウォッチコレクターとか時計師の方とか、よく分かっている方がクラウドファンディングとかなんとかで資金を集めて作るオマージュとはちょっと違う。フランク三浦のパロディー路線とは一線を画す。なにより、歴史とプライドを背負っている以上、例えばサルバトーレ・マーラさん的な安易なパクり、真似っことはね、全く別物のはずなのです。

バーゼルの街角で。ジュネーブの木陰で。あの日目にした素敵なデザイン。そして来期の業績しか頭にない物言う株主、インセンティブ享受しか頭にない雇われ経営陣、それに阿り安易に研究開発費をカットする部長。
それらの要素を、こういうのでいいんだよと上から押し付けられたデザインの面影を各時計メーカーがそれぞれの手持ちのムーブメントの制約やらケース素材の制約やら、何より他人デザインに降らざるを得ないその矜持、そういうなんやかんやと折り合いをつけながら時計メーカーとしての誇りを賭して真面目に作った、それがどっかの誰かの面影を残したデザイン、すなわち面影ウォッチなのです。
自分で言っててグッときました。もうちょっと探してみよう。

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