そういえば先日、会社の上司宅に夕食をお呼ばれしまして。上司がこしらえた手料理を部下に振る舞ってくださるという、持てる者が持たざる我々に恵んでくださる的な懐の深い企画。ははあーありがたやー

僕は会社の同僚であってもそんなに知らない人を自分ちに呼ぶなんて勘弁してくださいと首をぶんぶんに振る側の人間。ましてや自分の作ったものを食べさせるなんて滅相もない。なにかと自分ちに呼びたがるこの人、一体全体どういう精神構造なんだろう、とわたくし身をおのののかせました。のが多いな。

でもって、料理上手を自認されているだけあって、素人のおじさんなのにバリエーションも豊富ですごいなあと感心しました。しかしながら、料理上手とは言えどもやはり人間であるわけで。週末の作り置きを冷凍しておいたのを温めたという自慢の唐揚げが半分凍っていまして。もうシャリッシャリであった。温めが足りなかったんでしょうね。だからわたくし、親切心のつもりで口を開いたわけです。ちょっとまだ凍ってる部分があるみたいですよ、つって。そしたら上司も、ああそうだった、じゃあもう少し温めるから一旦こちらに戻してもらえますか、と。まあ普通の反応ですよね。そりゃそうだよね。

が、他の参加者のみなさんたら、いえ!ワタシの皿のやつは全然あったかいです!、とか言い出すわけ。この唐揚げ店で出せます!、とか言ってここぞとばかりにパクパクと。わたくし、おお…忖度の概念が可視化されたぞ…、と慄きました。身体をおのののかせたのでした。のが多いな。

結果、僕がおかしな言いがかりつけたみたいな空気が漂いまして。その空気にわたくしもおおいに慌ててしまいまして、電子レンジにムラがあったんですかねーこっちからこっち側の半分はもうアツアツだったんですけど、ともごもご言い訳みたいなことを口にして、シャリッシャリの唐揚げの残りも口に放り込みました。あったかいのとつめたいのとで口の中でちょうど良くなります、とかむにゃむにゃ呟きながら。唐揚げはやはりシャリッシャリであったけれども。にしても僕も、解凍が十分にできてない唐揚げをおいしいですぅ絶品ですぅと太鼓叩きながらむしゃむしゃできちゃう、そっち側の人間になったのだなあ。

という話を会合に参加しなかった会社の同僚に伝えたところ、大皿に載せられた唐揚げ達の中から解凍されていないのを取ったhaochiさん(僕のことです)のクジ運が悪かったんじゃないすか、との反応であった。なるほど、そういう捉え方もあるのか。悪かったのは俺の性格の方だったか。お呼ばれしてご馳走になっておきながらネットでぶうぶう言う、俺の性格に難があるっつーことだな。確かに!わたしは身をおのののかせました。のが多いな。

今日はペキニエ Moorea クロノグラフ クオーツ

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